どうして原発が必要なんでしょうか?
火力、水力、揚水、その他諸々だけでは電気が足りなくなるから、と言います。
んなもん嘘っぱちです。
この前、何気にYouTubeで見ていたのですが、朝まで生テレビで原発問題がテーマの時がありました。その時は第2弾。時は1988年。
賛成か反対か、その議論される内容は、状況は全く一緒ですよ。
賛成派は電気需要が伸びるから、原発なしじゃ無理なんだ、と。
反対派は、そう言いながら、原発がなくても現状として電気は足りているじゃないか、と。原発をわざわざ作る意味はない、と。
23年経っても一緒。何だこれ?(笑
けど、不思議ですよね。電気が足りているのに、原発を作るんですよ。
なぜか?
原発がクリーンで安全な次世代エネルギーだから?
んなもんが本当の理由であるはずがないでしょうが!!(苦笑
今回の事故で、原子力が危険で放射能汚染をする、次世代にまで重い負担をかすエネルギーである事が証明されました。
本来なら、事故が起こってからでは遅いんです。さらに1ヶ月以上経つのに未だにコントロールし切れていない。それまでにいったいどれだけの放射能を巻き散らかしたと思っているんだ。しかも海まで汚しやがって。
ちなみに、事故がなくても、原発は海を汚します。温排水って奴です。これは、時として放射能を含みます。
で、これは事故が起こって初めてわかった事ではない事は理解して頂けますでしょうか?
本当は安全なんだけど、安全だったはずなんだけど、事故ってみたら想像以上でした、って言うのとは違う。それは違う。
チェルノブイリが25年前ですよ。原発がいかに危険なものであるかはもうわかっていたはずだし、そこに至るまででもわかっていたはずなんです。
そんな危険なものをどうして作らなければならなかったのか?
しかも、安全安心クリーンと
「嘘」をついてまで。
ちょっと考えましょうよ。
考えました?
ね、いったいどれだけの嘘で塗り固めて、どれだけの欲を積み重ねたんだって話ですよ。
何故原発を作るのか?
答えは簡単です。国の政策だったからです。原発推進を国策としていたからにすぎません。それだけの話です。
では、何故に原発を推進したのか?
アメリカからの仰せですね。それに従った。
では、何故にこの国策がこうも長く続いているのか?
結局のところ、原発推進の本当の目的はエネルギー政策ではないってことですよ。
もちろんCO2排出を減らす、という大義名分はありますが、それにしたって、この地にこれだけの数の原発は異常です。
本当の目的がエネルギー政策でないとすれば、本当の目的とはいったい何か?ですよ。どうして異常と言えるほどの原発が建設されて、そしてさらに建設しようとするのか。
結局のところ、特定の人々の利権、その相互扶助が目的になってしまっているんですよ。
あからさまにやっちゃうとあれなんで、建設をする自治体にもお金を回すわけです。田舎である方が何かと都合がよろしいでしょうね。
そうして、本当は足りているはずのエネルギーを足りないものと前提にして、見せかけだけのエネルギー政策として原発を推進し、実際は一部の人間だけが経済的利益をむさぼる、という構図になっているわけです。
だから、大して立地調査もせんと、どんどん原発が出来るのです。
彼らからすればエネルギーの事なんか知った事じゃないんですよ。どうだっていいんですよ。そんな事よりも「原発を作る」事の方が大事なんです。
そんな事が許されるんですかって?
許されているじゃないですか!!
しかも、現段階でも、原発はあってしかるべきだという声もある。
私はね、確かに脱原発なんだけど、早急に全部止めろ!!とは言わない。
原発に反対もするけれども、本当に反対したいのは、どうにかしたいと思うのは、この原子力村のベッタベタにもたれ合った構図。これこそが日本の癌だと思うし、これを正さない限り日本の未来はない、と思うのです。
大げさ?
ばかな。これがあればこその今回の人災である事を理解しなさい!!
いったいどれだけもたれ合っているか。これで国が健全に機能する方が不思議なくらいだ。
電力会社、ゼネコン、おそらく電機メーカー、政府、官僚、自治体、天下り、さらには今回学会も発覚しました。
知っていますか?
電力コストを下げる為の原発らしいですけど、日本の電気料金って世界最高水準じゃなかったですかね?我々はいったいどれだけ搾り取られているんだって話でしょ?
東電がいったいここまででどれだけ溜め込んでいるか・・・。
みんなが甘い汁を吸う。もしそれが不正であればそれを糾弾しなくてはいけないマスコミまで・・・・。
そう、マスコミはもう既に死んでいるんですよ。
そして、今、マスコミはこれらを守ろうとしている。恐れ入りますね、本当に。
マスコミまで組み込んじゃえば怖いものなしじゃないですか。
だから、原子力は安全、安心、クリーンな次世代・・・、とマスコミがアピールするわけですよ。本当は違うのに。
本当の事なんか気にしなくていいですからね。なぜなら、マスコミによって思考停止している国民は全然気がつかない。メディアが嘘を言うはずがないと、能天気に思っている。
最強、最悪のもたれ合いです。
これでいいんですかね?
本当に、これでいいんですかね?
ひとたび事故を起こして暴走すれば、半径数キロ、下手すれば数十キロを人の入れない土地に変えてしまう原発と、その原発の為に発生する利権にむさぼりつき肥大した人々。そしてそいつらがこの国の中枢を握り情報を握る。
腐敗しないわけがない。
川内原発において原子力安全委員会が点検に来て、安全面の確認を・・・、それで県民の皆さんはご安心を・・・、というところかもしれませんが、お笑いぐさです。
まぁ、よくもいけしゃーしゃーと。
原子力安全委員会
私は「ヤクタタズ」と読みますけど?
何が「安全」だ。
どれくらい「安全」であるのかは下記リンクをお読みください。これが実態ですよ。
■原発深層流002 危険な原発? 安全委員会速記録(1)
所詮は天下り機関である事が、今回の騒動ではっきりと浮き彫りになっておるんですよ。
こんな機関がまともに本来の役割を果たせるはずがない。本来の機能を果たす為には、どうあるべきかわかりますか?
問題は根深いです。
変わってほしい。いや、変えなくちゃいかんのではないか。
私はそう思っています。
←たて続けにすいません。。