シェフの会終了!!

アド山

2011年06月28日 16:16

頑張りました!!

夜10時半からアドマーニでシェフの会。

今回は、アドマーニ・オーナーシェフのアド山さんとフェリーチェ・オーナーシェフの坂井君の二人で担当。
いつもですと、アド山さんが写真を撮り、ツイートをしたりしていたのですが、今回は担当なもんで、写真までは全然手が回らず、で、写真を撮るような人もおらずで、写真はございません。。

基本的に、オーナーシェフってアナグロ、もとい、アナログなんですよね。。。
アド山さん程度の使い手が、オーナーシェフという領域では最先端になっちゃうんですね。


みんな、もっと情報発信していこうよ!!


ま、このテの話題はいやがられるのでしませんけどね!!


・・・、愚痴か?(滝汗)そんな事はありませんよ。


今回のテーマはトマト。
最初はブルターニュのオマールを、と思っていたのですが、最近フランス、イタリアを回ってこられた重鎮O野シェフ。この方が、前回のシェフ会終了時に「ブルターニュのオマールが食べたい」という事で、では、テーマはオマールにしましょうか、という事になっていたのですが、鹿児島に帰って来て、ちょいとシェフ会の話になった時、O野シェフから衝撃の発言が


「向こうで食べたブルターニュのオマールがまずかったんで、テーマはオマールでなくていいぞ。」


えっ?ってなもんで(汗

もちろん、いや、オマールでもかまわんよ、という労いのお言葉も頂きましたけど、このままオマールって言う訳にもいかないでしょうって事で・・・・。
せっかくイタリアンのシェフが二人ガッツりやるんですから、イタリアらしい、でも、身近なもので驚きなんか出せたら、それこそ意義があるよな、などと考えつつ出て来たテーマが「トマト」
坂井シェフも意外なほど簡単に乗ってくれました。(汗

これは私が思う勝手な感覚ですが、
坂井シェフとアド山シェフは、イタリアでの修行経験がない、とか、それとなく共通点がありつつも、作る料理のキャラクターが全然違う。アド山さんはわりと直球勝負をしたがります。めんどくさがり屋ではないのかな、という疑惑もありますが、基本的に素材をいじらない人です。
坂井シェフは、技巧派だと思っています。フレンチのような繊細なイタリアンを作る人。めんどくさい事も厭わないような気がします。

なので、トマトをそのままいかしたものと、トマトを変化させたもの、それぞれを、それぞれが得意な形で作り出せば、コラボする意味も出てくるし、次の担当者にプレッシャーを与える事も出来るんじゃないか、と。
ちなみに前回担当のリストランテ松本・松本シェフと徳永食堂・徳永シェフも同じように、次回の人にプレッシャーを与えるべく、かなり力を入れていたようです。

良いですね、子供みたいな意地。(笑

で、一応、こんな献立になりました。

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ANTIPASTO(前菜)
カプレーゼ、透明なトマトのジュレ

PRIMO PIATTO(パスタ)
アラビアータ、トマトのラビオリ・カポナータ仕立て

SCONDO PIATTO(主菜)
オレンジ風味のトマトをまとったイサキのソテーと、エビとトマトのファルス

DOLCE(デザート)
トマトとアスティのジェラート、レアチーズケーキを添えて

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写真が全くないのが非常に残念でございます。

アド山さんコメント

カプレーゼは、トマトとモッツァレラ、バジリコを交互に並べたものが主流ですが、実は、ごっちゃに混ぜた方が遥かに美味しい。見た目よりも味重視。
アラビアータは、料理教室で作ったあれ。トマトが、ナポリのサンマルツァーノの瓶詰めですが、これが本当に美味しい。あっさりとしていますよ。けど、味わいがある。おそらく、今後、トマトソースではなく、ホールをそのままソースに仕立ててフレッシュ感を出したいときは、これを使うんだろうな、と思うほど。
パスタもちょいと特別なもので、とにかくスタンダードの美味しさを追求したかった。

ま、腕の方はあれなんですが(汗

坂井シェフは、トマトをミキシングしてから自重を利用して透明なジュースをとりそれにゼラチンを加えてジュレにします。見た目は透明に近いジュレなんですが、口にすると強烈なトマトの味がする、と。アド山さんはまずこういうのしませんの。。
PRIMOはラビオリ系でファゴッティー二を。アド山さんは、まずラビオリをしたがりません。。。トマトの詰め物をして、野菜のソテーを合わせて、口の中でカポナータになれば、と。

ね、技巧派でしょ?

SECONDOは、魚は私が担当して、付け合わせを坂井シェフお願い、と。そして、ともにトマトを使いながらも、片方は魚を引き立たす為に。片方はトマトそのものを他の素材を使って美味しく食べる為に。

DOLCEは、トマトのジェラートを砂糖を使わずに仕上げたかった。それに何かを合わせて、口の中で十分な甘さが出れば良いと。ジェラートはアド山さんで、レアチースを坂井シェフが担当。


これ、流れが面白かったんですよ。
最初は二人が別々に存在するのですが、徐々に距離が縮まり、最後のDOLCEでは一緒にお口に入っちゃう。

ね、なんか恥ずかしいでしょ?

合わせるワインはアド山さんが担当。
いつもいつもH★Tさん達に鍛えられていますからね、これくらいはきっちり合わせられないと皆さんに合わす顔がございません。。

ANTIにボリュームのあるファランギーナ(リスト外)from 37ワイン
PRIMOにテラーノ(リスト外、最後の1本)from 37ワイン
SECONDOにアリヤニコ from カンパーニャフェア
DOLCEに洋梨のデザートワイン


自分で言ってちゃどうしようもないんですが、完成度高かったと思います。
終了後、思わず坂井シェフとがっちり握手。

いつか、本気でフェアを組んでやります?ってな話が出ちゃうほどに楽しかった。

ま、写真はありませんが!(くどい

そして、次回、おそらく2ヶ月後、今度のコンビは
ステーキハウス藤安・東シェフとピッツァリア・リミニ・小倉シェフ

これまたテーマが何で何を作ってくるのか非常に楽しみな組み合わせです。


アドバイス??


えー、



ひっじょうに緊張しますよ!!

無事に終わって良かった。。



←本当にくたくたになりましたもん。

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