料理教室をするんですけどね・・・、12/16にマルヤガーデンズさんの地階の”まるやの台所”で11時からで、たしか¥3000だったと思うんですけど、何卒よろしくお願いします。
時期が時期だけに、クリスマスパーテーに使えそうな簡単で美味しい料理を紹介出来たらなぁ、と思っています。
一応イタリア料理のシェフをしていた訳ですから、そっち方面の料理にはなると思うけど、美味しく楽しくを第一に考えようかな。
お楽しみに!!
で、ちゃんと料理教室の記事は書きますけど(汗)、ちょいと料理の事で
拘りがなくなっちゃったんですよね・・・・。
良い意味なのか悪い意味なのかも知りませんけど(汗)、今までは
これはこうでなきゃいけないっ!!
なんて思いの元で突っ走って来たんですよ。
でもね・・・・
なんかね・・・・
だからなんなの?
ってな感じなんですよね。
結局ね、自分は一体何の為に料理を作っているんだろう?
って事が頭にあったんです。
ずっと頑張って来て、かなり無理もしたし、本当に鬱だったんじゃないかなって思うくらい、本当にそれを心配してくれる人がいたり、だけど、現実問題としてからった物がたくさんありますからね、立ち止まる事は出来ないし・・・・
好きなだけでは続けられない。でも好きでなければ続けられない。ってことでね。
もっとレベルあげなきゃ、とか、もっと成長しなきゃ、とか、こんな自分で満足しちゃだめだ、とか・・・・。
でも、いろんな事が破綻して
自分の為に料理が出来ない自分がいたり・・・、それじゃだめなんじゃないかな、って思ったり
ま、色々とあったんですよね。(汗)
ただ、一生懸命にやろうがどうしようが、だめなものはだめだった訳で
料理をする事も苦痛になる。
救いは、作ってあげたい人には作ってあげる事が出来た、って事かな?けど、それでも楽しい、に楽しくない部分がやっぱりあるんですよね。料理、という行為の中にね。
何の為に料理をしているんだろうか?
完全に変なスパイラルに落ちちゃっていたんですよね。
で、イタリアで、WWOOFingしている時は自分で作るんですよ。
コジモにいる時は共同生活ですから、当番制で料理をするんですよね。インペリアの時は一人だけのWWOOFerでしたから、全部自分でしてましたけど、あれですね、一人で食べる食事はやっぱり味気ないもんでした。ま、でも、それならそれでよし、なんですけどね。。
コジモで料理を作る時は、最大で14人分、少なくても4〜5人分を作るんです。
僕の作る料理ってどうなんだろうって、思っていましたけど、みんなに気に入ってもらえていたようです。
「今日の料理は誰?」
「TAKAだよ」
「やった〜!!」
みたいなね。
これは、最初のコジモの滞在時の最後の日ですね。
TAKAのお別れ会&誕生日祝い。
料理は全部自分で作りました。(笑)最後だから、僕としては感謝を料理に託したくてね。
それに英語が達者じゃないから、「これこれして〜」って上手に言えないのと、料理中は手の方が遥かに早いもんだからなおさらしゃべれなくなっちゃうので、考えて口に出す頃には手の方がかなり進んじゃっていてですね、基本的に僕が作る時は一人でやらせてもらいましたけど(基本的には二人一組)
ただね、楽しかったというか、何が嬉しいのかって
食べる人の笑顔ですよね。
でね、そこには、ただ美味しい、嬉しい、楽しいしかないの。
あれこれと比べてどうだ、とか、そういう比較がないの。目の前にあるものをただそれだけを楽しんでるって言えば良いのかな・・
僕が作らなくても、誰が作っても、そのときそのとき、美味しい。ただそれだけなの。
食材も、イタリアのスーパーで買って来たものですよ。
ま、確かに野菜もうまいし、肉もうまい。それ自体がですね。
だけど、言葉では上手く言えないんだけど
あれこれ比較したり、ジャッジしたり、それはそれで良いんだけど、だけどね、ここでこうやってもの凄くフラットに楽しんでいて、だからこれで好いんじゃないんでしょうか?って。
WWOOFってのは、基本的のオーガニックの農家さんだったり、ビオのワイナリーが対象になるんですけどね、で、その農作業のお手伝いをするんですけど・・・・、ま、あれですよ、夏の炎天下とかね・・・
日本でも農薬がどうこう言われます。
問題なのは問題なんでしょうね。
ただね、自分がこうやって手伝っていてね、多分、僕だったら除草剤は撒く!!とか思う訳です。
そしてね、もう少し言えば、全部恵みだったんですよね。上手く言葉にならないんですけど、なんかね、いろいろ問い言うのも小賢しいみたいなね。
目の前にある、それを云々言う前にね、まずは感謝だろうって。
なんかね、いろんなものがすっぽり抜けて、大事な事を全部忘れて・・・。
花を愛でるのは良いけど、いろんな花を比較してどの花が一番だ、なんてやるのも楽しいけど、まずはその花の存在だったり、なんかね、気にしすぎる必要は無いまでもね、何だか大事な事がすっぽり抜けてしまっている様なね・・・。
だから、拘りとか、あっても良いしなくても良い。どうでも良いじゃんって。
だってさ、大事な事はそういう事じゃないし、僕が求めていたものもそういう事じゃなかった。
すべては有り難いじゃない?
で、僕はそれを使わせてもらって、人が美味しいと思うものは作れないから、自分が美味しいと思うものを好きなように作って、そしてね、それをそのままにみんなで楽しんでいる時のあの瞬間。
ああ、これだったんだ・・・って。
感覚は言葉にならないから、あくまでも感覚の話なので、言葉にすると離れちゃうから伝わらないかもしれないけれど、ただ、僕は僕として何の為に、もうね、何の為にとかでもないんですよ、ただね、作りたいって。
だから作る。
ただ作りたいから僕は作る。
何だって良いじゃん。
それが、今の僕という料理人なんですよね。
ある意味変化自在。ある意味あるがまま。
いろんなものがフォーマット化されて、それがデフォルトな今の世の中では非常に分かりにくい話かもしれない。だって言葉にできないんだもん。(笑)
だけどね、拘りとか方法論じゃなくてね、その先にあるもの、その根底にあるもの。それを大事にしたいですよね。
そうすれば、自然とその間は埋まっていくんです。その間は気にしなくていいって事じゃないですよ。気にしすぎてもねぇ、ってことです。楽しめなくなっちゃう。
料理教室はまさにその間の事。
だけどね、今の自分に何が出来るだろうかって思った時に、方法論だけじゃなくてね、何か伝えられたら嬉しいなぁ、って。もちろん自分が。
で、自分が本当に楽しみきった時ってね、絶対にみんな楽しいから。
これはそうなっているんです。
だから、やってみようって。
楽しく、美味しく、そして出来るだけ簡単に。
みんなが笑顔で料理して、その笑顔ごと食卓に乗って、そしてそれを囲むみんなが笑顔になったら。
何だか凄く素敵じゃないですか?
拘るとか、拘らないとか、そういう所をぽーんと飛び越えて。
今の僕の料理は、多分そういう感じです。
←それと美味しいかどうかは別の話www