シェフのひとりごと

麦酒本舗さんのブログで紹介されていた動画。

小さい少女が、１９９２年にリオデジャネイロで開催された環境サミットにおいて、スピーチを行いました。



私自身、非常に大きな感銘を受けました。
そして、一人でも多くの人に、このスピーチを知って欲しい。この少女の思いに触れて欲しい、そう思ったのです。

７分弱の動画です。是非見て欲しい。
いあの日本の現状と照らし合わせることが出来ます。蛇足であることは重々承知なんですが・・・・。


どうやって直せば良いのか分からないものを壊し続けるのはもうやめて下さい！


本当に不思議なんです。直せないなら壊してはいけない。壊さないようにしないといけない。
処理できない核廃棄物。どうして良いか分かんないんですよ、今を持ってしてなお。だけど、それをどんどんと増やし続ける現状。

私達はこんなにも愚かなんですよ。


ここにいるみなさんは、政府とか企業、団体などの代表者でしょう。あるいは、報道関係者か政治家かもしれません。
でも本当は、あなた方も誰かの母親であり、父親であり、姉妹であり、兄弟であり、おばであり、おじなのです。
そしてあなた方もの誰もが、誰かの子供なのです。
私はまだ子供ですが、ここにいる私達みんなが同じ大きな家族の一員であることを知っています。
そうです、５０億以上の人々からなる大家族。いいえ、実は３千万種類の生物からなる大家族です。
国境や各国の政府がどんなに私達をわけ隔てたとしても、このことは変えようがありません。


社会的な役割を負いつつも、それをとってしまえば、みんな家族という同じ絆で結ばれているんです。
特別な人なんて誰もいないのです。
そして、それは何も人間だけを切り取って考えることではないのです。
事実は事実。それが本質です。

自分は特別だという思い込み、思い上がり。一体どれだけの人が、その幻影の中で生きているんだろうか？
生きる本質が役割にあるんだろうか？沢山の大人達は、もう一度自分の生きる本質を考えるべきなんじゃないかって思うんですよ。
今の狂った状況を見るにつけそう思います。

一体何の為に生きているんですか？



私は怖い。でも、自分の気持ちを世界中に伝えることを、私は恐れません。


怖くても恐れない。怖くて恐れてしまえば、声を上げることも、行動をすることも出来ない。
怖いものは怖いのです。でも恐れちゃ駄目なんです。
足が震えたって良いんです。前に進まなければ、何も始まらない。

怖い事と、恐れる事は別です。恐れては駄目なんです。



「僕が金持ちだったらなぁ。もしそうなら、家のない子みんなに、食べ物と、薬、それから住む場所と、優しさと愛情をあげるのに。」
家も何もない一人の子供が分かち合うことを考えているというのに、すべてを持っている私達がこんなにも欲が深いのは、一体どうしてなのでしょう。

欲が欲を呼びます。欲は満たされることがない。
とあるストリートチルドレンのこの発想が出来ない、もちろんそれは私自身もだけど、それはやっぱり恥ずかしいことなのかもしれない。
ボツワナ共和国という国があります。
南アフリカであったと思いますが、ここは奇跡の国、といっていいほど、すばらしい国なんだそうです。
もちろん、問題が何もない訳じゃないでしょう。でも内戦もなければ、議会制民主主義が機能し、その成長には目を見張るものがあるそうです。

どうしてこの国がすばらしい国へと変貌を遂げたのか。
貧しいこの国でダイヤモンド鉱脈が発見されたのは１９６０年代。この時の初代大統領は、この大陸近辺に見られる独裁者のような富を独占する行動にはでませんでした。そこで得た富を独占することなく、そのストリートチルドレンの思いをそのまま体現したかのように、その富をボツワナ共和国民の為に使ったのです。

そして、その思いは今もなお継承されている。

欲は幸せを連れてくるんでしょうか？



何故、あなた方大人達は、私達（子供）に「するな」ということをしているのですか？

見抜かれてませんか？
子供と共に成長すれば良いんです。
おかしな虚栄等、すぐに見抜かれます。


するな、というからには、しちゃいけないんです。
その事を肝に銘じましょうよ。大人は子供の鏡ですよ。

まずは私達がしっかりしなくちゃ！！


２０年前のたった１２才の少女に教えられました。
皆さんの心にも届きましたか？


←子供って、やっぱり凄いと思うのです。みんな一緒ですよ。