シェフのひとりごと

西山さんの料理は、基本塩とオリーブオイルでどうにかしちゃう料理、だと思っています。
料理、というものを食べてもらう、というよりも、素材を食べてもらいたくて、でも人間って調理しないと食べれないっていう地球上で唯一のめんどくさい存在で、ので、調理するんですけど、その結果が、料理、という形になっちゃう、って思ってるんです。
で、結果として、料理、を作る、ではなく、素材を食べてもらう、なんですけど、じゃどうやってそこに持っていく？とした時にいろいろな方法論があるんだけど、僕は塩とオリーブオイルをほぼほぼメインで考えるって訳です。

で、これが正解だ、というつもりもサラサラなくて、色々な考え方があるし、色々なものがあったほうが絶対に面白いし、ただ、僕は、僕のスタンスとしてはこうです、ってだけの話なんですけどね。

切って、塩を振ってオリーブオイルをかける。
焼いて、塩を振ってオリーブオイルをかける。
煮込んで、塩とオリーブオイルで調味する。

それだけをこれまでも、今も、これからも一生懸命にやっていきたいな〜、と。というか、それしかできないんですけど。^ ^


だから、料理人の技量で唸らせる、って真似はできないんで、ひたすら素材の力を借りるんです。

素材を準備してくれる人たちのおかげ、なんですよね。

活かし活かされる。


料理をただシンプルに作っていると、そこには生きる、という事のシンプルな形も見えてきちゃったりします。

一人じゃ何もできんのよ、と。^ ^

そして、一人じゃ何もできなからこそ、できることをただひたすらに一生懸命にするだけなんですよね。

ので、今日もひたすら塩を振ります！！

それはRu.でも2かいのおじさんでも同じ事。
共によろしくお願いいたします。^ ^