シェフのひとりごと

やっと入荷しました！！

本当に待ちわびていました。



そうそう、これこれ。
ポール・ジローのブドウジュース。

えっ？ぶどう？だって色が・・・、なんて思うじゃないですか。

ブドウの果汁が赤いわけないぢゃないですか！！

と、テンションあがりまくり、仕込みのテンションあがらず、まずはブログの更新からスタート！！
さぁ、夜は長いぞ。（笑

という事で、ブドウジュースです。
これは完全に限定品です。飲んだ方も多いと思いますが、毎年この時期になると入荷します。完全予約制なので、欲しいからと言って買えるような物でもありません。
えぇ、何気に自慢です。

今年の１月の初旬にブログでも触れていますが、醸造用のぶどう、サンテミリオン種で作られているブドウジュースです。

元々はブランデーに使われるぶどう品種なんですが、簡単にいえば、このジュースは単なるジュースではなく、ブランデーのお裾分け的な存在ですね。
ちなみに、ブランデーはぶどうを一度醸造して、すなわちワインですね、それを蒸留して作られます。ちなみに、ワインを作ったブドウの搾りかすを原料にして醸造して蒸留した物がグラッパで、フランス語ではマール、日本語ではカス取りブランデー（涙）
なので、ブランデーを作る場合には、サンテミリオン種の果実を一度しぼってジュースにするのですが、このブドウジュースは、その醸造用のブドウのしぼったままのジュースに炭酸を加えて瓶につめたもの。

そんじょそこらのブドウジュースと一緒にされたんじゃたまりません！！

なんといっても、一年に一度しか生産されないんですよ。その辺はワインと同じですから。だから、エチケットにヴィンテージが記載されているんですね〜。
そして、もちろん、添加物などもいっさい入っていません。ラベルの原材料の記載は、ぶどう搾汁、炭酸ガス、のみ。

どうです？なんか凄いでしょう？

で、これは一年に一度しか入荷がありません。ちなみにフランス産です。

そのときに結構な量を仕入れて入るのですが、一年もった試しはないですね。だいたい夏頃には完売してしまうのですが、これ以上仕入れたくともストックするスペースもなく・・・。

なので、焦って飲むべし！

あっ、焦ったらだめですね。（汗

シャンパングラスでお出ししていますが、見た目はほぼスパークリングワインです。というか、色合いはシャンパンと言った方が良いですね。それくらいに色っぽい色です。
そして、これ結構甘いんですよ。

今年、巨峰でワインを作りましたけど、巨峰は甘いブドウだという認識ではあるんですけど、実は巨峰では醸造に必要な糖度が足りないんです。このブドウジュースを飲んでもらえればすぐ分かって頂けると思います。
炭酸がなければちょっと甘さがきつい飲み物ですね。逆に、炭酸が入る事で、非常にこくのある味わいを楽しむ事ができるんです。

この味わいは、普通のブドウジュースでは味わえない領域ですよ。

ちなみに瓶ですが



かっこいいでしょ？
これがノンアルコール、しかもジュースだなんて誰も思わないですよ。

という事で、今年も待ちわびていたポール・ジローのブドウジュースがフランスから到着しました、というお知らせ。
ちなみに、限定６０本。
さぁ、いつまでもつかな？

瓶ごと買って持って帰りたいという方はご相談ください。



←仕込みも頑張らなくちゃ（汗